Yuto Igari

猪狩雄斗(東京藝術大学大学院1年)

3回目のミュンヘン。飛行機の窓から姿を現したその大地は、一面の銀世界。力強く、迎えてくれました。

「ブラームスを極めたい!」


最後にこのセミナーを受講して約1年、大学院で学んで、いろんな本番も経験して。本当にこれでいいのだろうかと、方向性に悩んでいた僕に届いた一通のお知らせ。そうだ、ミュンヘンに行こう!記憶の中のこのセミナーは、自分にとってとても素晴らしいもので、今回の受講も即決でした。

4回のシェーファー先生のレッスンは、どれも僕の心にバシッと、強い感動を与えてくれました。中でもブラームス「創作主題による変奏曲op. 21-1」は、細かいところから作り上げていただいて、でも結果その積み重ねが大きな音楽になるという、魔法のようなレッスンでした。また新たな、過去2回とは違った先生の魅力というのも発見できました。
日本に帰ってきて早2週間が経ちますが、このレッスンの録音を聴くと、いい思い出に浸れます(笑)あのようなレッスンは日本ではなかなか体験できないなぁと強く思いました。
受講したブラームスや、もう1曲のフランクがうまくなったというより、音楽がうまくなれた、こんな印象です。

セミナー中は運がいいことに、数々の本番を体験することができました。ハウスコンサート、修了コンサート、そして受賞者コンサート。3日連続3回の本番は、全てブラームス。ドイツ人のお客様の、音楽に対する真摯な姿勢というのは、演奏している間ビシビシ伝わってきました。なんとか僕もそれに応えようと、尊敬と感謝と…もうとにかくいろいろ込めました!
3回の本番を通して、どんどん変わっていく自分の演奏を感じることができました。
演奏が終わり、ドイツ人の方に、「Sehr schön!!」と言われるのがどれだけ嬉しかったか!それだけで、ここに来られたことは本当に良かったなと思えます。

また、今回ももう一人の日本人とホームステイをさせていただきました。期間中、Heuslerご夫妻には本当によくしていただいて。感謝という言葉だけでは返せない素敵な思い出です。到着して間もない頃はオドオドしていた自分たちも、もう積極的にいろんなことを話そう!と、少ないドイツ語の知識と英語を交えて、会話することがとても楽しかった!ありがとうございました。

刺激の度合がこれまでとは格段に違った今回のセミナー。
「何かを得るためには、待っているだけでは何も得られない。自分から積極的に行動してみる」 オリエンテーションの時に聞いたこの言葉はそのとおりだなぁと思います。
このセミナーはすごい!!改めて、そして真の意味でこう感じます。
"なにか"をつかみたいと思っている方、おすすめですよ!!

最後になりましたが、主宰の小長様、受講生友の会の朝島様、そしてスタッフの皆様、素晴らしい体験を本当にありがとうございました!!