Sarasa Izumiya

泉谷更沙(京都市立芸術大学音楽学部卒業、相愛大学音楽学部専攻科修了)

 

私にとってはじめて海外でのセミナー受講がこちらのミュンヘン国際音楽セミナーだったのですが、本当にありがたい経験をたくさんさせて頂きました。

セミナーが始まるまでは緊張半分楽しさ半分という気持ちだったのですが、Turku先生のレッスンがスタートすると、毎日本当に楽しくそして充実した日々となりました。

 

まず初日に先生はボーイングの奏法とその練習方法を細かく教えて下さいました。楽に安定して楽器の響きをだすポイントを目の前で先生はやり方を実際に弾きながら抜かりなく教えて下さいました。

 

そして、次の日からは曲のレッスンが始まり、毎日楽しさ反面、自分の未熟さも痛感しました。先生は毎日本当に一音一音見逃すことなく、そしてどう考えて演奏したらいいかということをたくさん教えて下さいました。私ができていないと根気強く何回も同じことをおっしゃってくださり、先生の忍耐強さにも感謝してもしきれません。

 

今回先生のレッスンを受けて当たり前のことを自分は当たり前にできていないことや、自分の音をきいてるつもりなだけでちゃんと聴けてないことがよくわりました。

 

先生がレッスン中にたくさんたくさん教えて下さったことをレッスンが終わった後は自分の中で消化してということを毎日繰り返していると、今まで自分が演奏していたものとはぜんぜん違うものができあがってきて本当に楽しかったです。

 

最後の受講生コンサートではレッスンを受けた生徒が全員出れるということに驚き、私自信もとてもありがたい機会を頂きました。聴いてくださるお客様の反応が今まで体験したことのないようなもので、今でも瞬間が忘れられません。またセミナーの中でいろんな国の方にもお会いでき、たくさんの刺激を受けることもできました。

 

本当にあっという間の一週間でミュンヘンという実際に有名な音楽家達が生活していたこの場所で素晴らしい先生のレッスンを受けれて、練習して、観光もしてと充実した日々を送れたことが私にとって大変貴重な経験となりました。

 

この経験を忘れずにまた自分と向き合い、頑張りたいと思います。

お世話になった皆様、本当にありがとうございました。