Sohta Miura (Japan)

三浦颯太(2021年受講当時 桐朋学園大学3年)

 

以前より、アンティ・シーララ先生の演奏が大好きで、機会があればレッスンを受講してみたいと切に願いながら、ずっとその時を伺っておりました。

ミュンヘン音楽院のフェイスブックを拝見し、セミナーにシーララ先生がいらっしゃることを知った時は跳び上がるほど嬉しく、このチャンスを絶対に逃したくないと思い、急いで申し込みをし準備を始めました。

ヨーロッパへ行くのは3回目。ただ、単身で渡独するのは今回が初めてでした。感染症の陰性証明書が期間中に何度も必要となり大変苦労をしましたが、そのような苦労が吹き飛ぶほど、シーララ先生のレッスンは素晴らしく、理論的で緻密なアドバイスをいただくことが出来ました。異なる時代のソナタを4曲を準備して臨みましたが、作曲家におけるルール、音のバランス、ペダリングなどで自身の演奏が変わっていくことを実感する毎日でした。

終了コンサートではソロ以外に、2日前に依頼されショパンのコンチェルトの伴奏もさせていただきましたが、そちらの方も大変勉強になり良い経験となりました。

演奏でしか知り得なかったシーララ先生は、お人柄もあたたかく益々大好きになりました。先生にいただいたお言葉を心に留め、今後も更に精進して参ります。

 

最後になりますが、お世話になりました小長先生をはじめ関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。