中山陽絵

 

新しい発見がたくさんあった講習会でした。

シェーファー先生とベッケラー先生の素晴らしいレッスンを受講しました。

シェーファ先生はアグレッシブなレッスンで、ジェスチャーなどから曲の雰囲気を掴むことができました。もっていくところはグッともっていき、緩急の差がついた演奏に変わったかなと思いました。またラヴェルでは、タッチを変えるだけでこんなに変わるということを実感しました。難しかったですが、そのタッチで弾くととても変わりました。ハイドンでは当時の楽器を考えた弾き方を習いました。高さによるひびきの明るさの違いを、出せるようになりたいです。

 

ベッケラー先生のレッスンでは体の使い方や、本番での演奏と練習との違いなどを習いました。手首を楽にスイングとよく言われました。すぐに習得するのは難しかったですが、確実に今までの自分では出せなかった音が、出てきたと感じました。習得して沢山の音色を出せるようになっていきたいです。

 

また、演奏するときは常に音楽を発見しながら弾くという大切なことを習いました。つい、練習通りに弾いてしまいますが、その時感じたことを弾く。このことを意識してみると、音楽の感じ方が変わりました。

 

 

このように、沢山のことを学べ、もっと変わることができると感じた講習会でした。毎回のレッスンが楽しく、レッスンが終わってしまうのが寂しかったです。